スーパーカーから、EVに乗り換え?!

リーフと暮らす毎日:スーパーカー愛好家が「日産リーフ」発売を機に電気自動車の購入を決意

2020/12/09
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なぜ、スーパーカー好きのエンジニアが、ドイツ製のスーパーカーから電気自動車(EV)へとクルマを変え、シンガポール初の「日産リーフ」オーナーになったのでしょうか? その答えは、30分の試乗、「日産リーフ」の独自性、自身の価値観の3つのキーワードに隠されています。

「即決でした」シンガポール初の「日産リーフ」のオーナーであり、リサイクル企業を経営しているクリスティアン ソゼドさん。「私がクルマに求めているもの全てが、この一台に詰まっています。まさにこれだと直感しました。そして、購入するまでに1週間もかかりませんでした」

スーパーカーとEVには、一見関連性がないように思えます。しかし、お話を伺ううちに、クリスティアンさんにとってクルマは自己表現の一つの手段であり、彼の情熱であり、憧れであることが分かりました。

1950年代、幼少時代をパリで過ごしたクリスティアンさんは、父親がバイクからクルマに乗り換えたときのことを今でも鮮明に覚えています。そして、このクルマとの出会いが、クリスティアンさんの人生に大きな影響を与えました。

「父と一緒にクルマを見に行き、とてもワクワクしたことを今でも覚えています。好きな時に、好きなところに行けるクルマは、私にとって自由の象徴になりました」と懐かしそうに振り返ります。

18歳の時、クルマを購入する余裕がなかったクリスティアンさんは、フォルクスワーゲンの部品を使いデューンバギーを作りました。シャシーを自ら切断し、ポルシェ製のエンジンを搭載しました。その後も、エンジニアリングとスーパーカーへの熱は冷めず、スーパーカーを7台所有するまでに至りました。

その一方、仕事でも、自身の価値観に影響を与える出来事がありました。「パリの製紙工場で古紙を取り扱う仕事をしていたとき、世界中の資源をむやみに使うべきではないと気づかされました。限られた資源を大切に使う必要があると考えが変わったのです。現在、妻とシンガポールで、パルプと紙のリサイクルを専門とする会社を経営し、何百万トンものCO2を削減しています。その一方で、私生活で乗っているクルマは、CO2の削減に貢献していないことに気がついたのです」とクリスティアンさんは語ります。そんなクリスティアンさんにとって、EVへの乗り換えはごく自然な流れで、たった1回の試乗で「日産リーフ」を購入しました。

「『日産リーフ』には、素晴らしい機能がたくさん搭載されています。e-Pedalはお気に入りの機能の一つで、1つのペダルを操作するだけで、フルパワーを楽しめます。150馬力の110kWモーターを搭載しており、走りも俊敏です。とても運転しやすく、思い通りに操ることができます。スーパーカーを運転しているときはクルマと戦っているようで、そんなドライビングはできませんでした」

この運転のしやすさは想像以上で、EVの大きな魅力であるとクリスティアンさんは語ります。

「運転に新たな喜びを見出しました。『日産リーフ』は、自分と一体化しているような気がします。とても運転がスムーズです。目を引くクルマというだけではなく、なによりも運転が楽しいのです。高速走行でも、トルクは安定していますし、スーパーカー特有のエンジン音がなくても、寂しいとは思いません」

ドライビングの楽しさもさることながら、EVを購入し、周りにも勧めるようになったもう一つの大切な理由は、環境に配慮したクルマだということでした。

会社に設置した充電ステーション

「シンガポール初の『日産リーフ』オーナーであることを、本当に光栄に思います。『日産リーフ』は、将来を考え、責任ある行動をとることの象徴だと思います。人口が増えると、人間はより多くのものを消費しますが、地球の大きさは変わりません。長期的に考えたときに、無駄をなくす必要性があります。人生のすべてのものに敬意を払う必要があります」とクリスティアンさんは熱く語ります。

EVに乗り換えてから6カ月経ち、クリスティアンさんは、スーパーカー愛好家に向けて次のようなメッセージを送ります。

「EVに乗ることは、パフォーマンスと快適さを妥協することではありません。実際乗ってみたら分かると思います。電気モーターの走りはとても速く、航続距離もちょうど良く、勤務中に簡単に充電もできます。将来、すべてのクルマがEVになる時代がやってくることでしょう。そして、いつの日か私の愛車である『日産リーフ』と、スーパーカーがレースできるのを楽しみにしています。どちらが勝つか、私は分かっていますけどね」

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