日産はコンセプトを示し、そして実現する

コンセプトカーがモーターショーでのお披露目されてから、お客さまに届くまで

2020/06/24
  • クルマ・技術
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コンセプトカーは、現実とかけ離れたSFのようなテクノロジーを使い、未来の世界を自由に描き出します。そして、現実世界の制限から解放されたデザインの夢を見せ、不思議な感覚を私たちにもたらします。しかし、コンセプトカーで探求されたコンセプトは、世に出ることもなく、コンセプトカーの中だけのものになりがちです。

しかし、何年にも渡り最先端のコンセプトカーを数多く開発してきた日産は、モーターショーで観客を虜にするコンセプトカーのエッセンスをそのまま、お客さまにお届けしてきました。ベストセラーのクロスオーバーから最新の電気自動車(EV)テクノロジーに至る10年間の日産のコンセプトカーと次世代EVクロスオーバーの一部をご紹介します。

「クロスモーション」コンセプト: 2018年北米国際自動車ショー
「ローグ」(第三世代): 2020年6月15日

新型「ローグ」(第三世代)はコンセプトモデルが量産車として結実した最新の例です。タフでありながら洗練された「クロスモーション」は、日本の文化と伝統的な職人の技からインスピレーションを受け、欧米の実用性と融合しました。新型「ローグ」のデザインは、今すぐ家族で冒険の旅へと出かけるシーンを思わせます。コンセプトカーからの最も興味深い変化は、独特なブーメラン型のヘッドランプが二段のヘッドランプに分かれたことでしょう。また、中央から後ろに向かって開く後席ドアは採用されなかったものの、新型「ローグ」の後席ドアは、ほぼ90度まで開きます。そのため、あらゆる世代の方が楽にクルマに乗り込み、冒険へと旅立つことができます。

「レゾナンス」クロスオーバー コンセプト:2013年北米国際自動車ショー(デトロイト)
「ムラーノ」(第三世代):2014年ニューヨーク国際オートショー

レゾナンス」コンセプトは、その後数年間の日産のデザインを特徴づけるダイナミックなスタイリングを披露しました。際立つデザインのVモーショングリルとフローティングルーフは、クロスオーバーだけではなく、「ヴァーサ」や「セントラ」などのセダンにまで受け継がれています。第三世代の「ムラーノ」は、ブーメラン型のヘッドライトやフローティングルーフとともにコンセプトカーのエッセンスを多く採用していますが、なかでも特筆すべきは、コンセプトを凌ぐインテリアです。

「ニッサン グリップス コンセプト」:2015年フランクフルトモーターショー
「ジューク」(第二世代):2019年9月9日 欧州6都市

2009年に発表された初代「ジューク」は、クルマのスタイリングについてのこれまでの常識を大きく変えました。そして、その「ジューク」の第二世代のコンセプトとなる「グリップス」コンセプトは、さらなる進化を遂げました。「グリップス」コンセプトでは、エクステリアデザインを日産デザイン・ヨーロッパが行い、レース用自転車に着想を得たインテリアを日本のグローバルデザインセンターがデザインするというグローバルな取り組みが行われたのです。その後、新型「ジューク」は、洗練されたエクステリアとモダンなインテリア、そして「プロパイロット」やNissanConnect、Bose®Personal®Plusサウンドシステムなど、数多くの先進装備を採用し、2019年の秋にヨーロッパの6都市で同時にデビューしました。

「ニッサンIDSコンセプト」:2015年東京モーターショー
新型「日産リーフ」:2017年9月 東京

コンセプトカーの中には、見た目以上に多くを物語るモデルが存在します。「ニッサンIDSコンセプト」は、これまでにない未来のビジョンを提示しました。ドライバーがクルマを意のままに操れるというだけでなく、クルマがドライバーの運転スタイルや好みを理解し、運転操作を自動で行ってくれるのです。一方、2年前にデビューした新型「日産リーフ」は、新鮮な内外装のデザインに加え、プロパイロットやe-Pedal、高度なコネクティビティなどを採用し、一人ひとりのドライバーが自分の好みにあわせて新たなEVドライビングを体験できるクルマとなっています。

「ニッサン アリア コンセプト」:2019年東京モーターショー
「ニッサン アリア」:2020年7月

電動駆動車のパイオニアとして、日産は世界初の量産EV「日産リーフ」や商用EV「e-NV200」を世に送り出し、e-POWERを搭載した「ノート」と「セレナ」はベストセラーとなりました。そして今、世界でEVは飛躍の時を迎え、これに呼応するかのように「ニッサン アリア コンセプト」は登場しました。目を奪うデザイン、快適な室内空間、そしてスポーツカーのようなパフォーマンスを実現する「ニッサン アリア コンセプト」は、フロントグリルのような見慣れたパーツでさえも、最新の運転支援機能「プロパイロット」を実現するテクノロジーを保護するための「シールド」へと進化させ、このクロスオーバーセグメントを再定義します。

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